フラワープリントはお好き?18世紀

豪華で優美なロココ
華やかで女性的なネオクラシシズム
今回は、政治だけでなくファッションにも大きな影響を与えたフランス革命までの
18世紀ヨーロッパのフラワープリントについて。

ロココと呼ばれる時代、ファッションにおいて重要だったのは
どれだけデコラティブかということです。
平たく言えばいかに派手に着飾るかということですね。
ふんだんに使われたレースや何段ものリボン、
そして花柄をはじめ様々な模様の織物やプリントが流行りました。
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c.1760 (Fabric c.1735)花模様織りのスピタルフィールズシルクのドレス。イギリス。

この時代、一番上質なシルクとされたのはフランスのリヨン産のものでした。
政府もリヨンシルクの生産に力を入れていたそうです。
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c.1770-75リヨンシルクのドレス。
このような花と縞の模様は、特に1770年代に大流行しました。

また中国産の、多色刷りのシルクも人気がありました。
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c.1785 (fabric c.1760) チャイナシルクのドレス。

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c.1785 (fabric mid-18c) ハンドペイントのチャイナシルクのドレス。イギリス。

ロココファッションの第一人者と呼べるこの方、
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ポンパドール夫人(1763年)もチャイナシルクを身につけたポートレートが
いくつかあるそうです。

この頃の美術全般で流行っていたシノワズリー(中国趣味)は
ファッションの世界でも見られます。
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c.1770 (fabric c.1740) シノワズリーのオットマン刺繍が施されたシルクのケープ。
イギリス。

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c.1770 (fabric c.1740) スピタルフィールズシルクの花模様織りのドレス。イギリス。

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c.1720 シノワズリーの刺繍アップリケが施されたシルクタフタのドレス。イギリス。

また、インド産のペイントまたはプリントされたコットンは
17世紀からヨーロッパで大変人気でした。
一時期輸入が禁止されますが、1759年に解禁されるとふたたび大流行します。
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c.1780 (fabric c.1740s) インディアンコットンのドレス。イギリス。

フランスやイギリスでは銅版によるプリント技術が開発され
プリントの大量生産が可能となったことにより、
インド風のフラワープリントが流行ります。
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c.1790-1795 フランス、アルザス産インド風プリントのケープ。

ロココからニュークラシシズムで忘れてはいけないマリー・アントワネット。
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1767年、12歳。
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1774年、19歳。
フラワーですね。

マリー・アントワネットも処刑されることとなるフランス革命が始まる頃になると、
ファッションも影響を受け、
明るい花柄という雰囲気ではなくなり、暗めの色や柄になってしまいます。


テーマ : イギリス生活
ジャンル : 海外情報

プロフィール

Tomoko

Author:Tomoko
Lucy and Matilda
バイヤー兼デザイナー。

古いものが大好き。
アンティーク、ヴィンテージ
について日々勉強中です。。

オフィシャルHPにて
イギリス、ヨーロッパの古いもの
古いパーツを使った
オリジナルアクセサリーを
ご覧頂けます。
ぜひ遊びにいらしてください!

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