シーリングスタンプ letter seal

手紙を書いて封筒に入れ、
やわらかくした蝋をたらし、印を押して封をする。
なんだか自分がとても重要な手紙を送ろうとしているような、
特別な気分になれそうですね。
そんな気分をさらに盛り上げてくれるのが
印璽、シーリングスタンプ、letter sealです。
封蝋(シーリングワックス)が封筒に使われるようになったのは16世紀頃かららしいですが、
それ以前から手紙を折ったり丸めたものをとじるのに使われていました。
一度開けると壊れてしまうので、
封蝋は内容が改ざんされていないという需要な証拠となります。
そして押されてあるスタンプは、送り主を示す公式な証なのです。
そんな前置きはさておき、
今回はBritish Museumの18世紀頃のヨーロッパコーナーで見つけた
シーリングスタンプたちをご紹介します!




金の装飾が美しい、18世紀後半イギリスのもの。
紋章が彫られています。
このころポルトガルがブラジルで金を発見し植民地化し、、
そんな背景があってヨーロッパで金細工がとても発達したそうです。

こちらは17世紀後半ごろのイギリス製、スチールでできています。

この2つは18世紀後半のWedgwoodのもの。
スタンプ部分はブルー・ジャスパーにモノグラムが彫られています。


こちらはネックレス、もしくはどこかしらから引っ掛けておくタイプのもの。
1820年頃のもの。
沈み彫りされている横顔は、ギリシャ神話に登場する女王オムパレーが
ネメアの獅子の皮をかぶっているところだそうです。

写真がボケていてごめんなさい。。
ゴールドにアメジスト、イニシャルが彫られています。
とても素敵・・。
こんなシンプルで美しいシーリングリングが欲しいものです。。
最後にこちら

スタンプ彫り屋さんのトレーディングカード。
いやー、日常のこまかいところにもゴージャスを!という時代ですね。
そしてたまには手紙を書いてみようかな。
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